那須民芸・五十嵐豊さんその⑥(大丸温泉旅館その二)




大丸温泉旅館で作品を拝見させていただいたときの続きです。

その⑤のブログでは陶板作品のことを書きました。こちらが受付の様子です。上側の壁に陶板作品がはめ込まれていますね。そして受付には他にも作品があります。

右端にいる、この子。



右手にリンドウの花を持つ焼き物の作品。埴輪のような置物です。このような作品もあるんですねぇ。豊さんは本当に幅広く、いろんなタイプの作品を作られていたのですね。リンドウ部分の釉薬の色がとても綺麗です。そして左手を顔に添えている感じがなんとも愛らしいです。見れば見るほど目が離せなくなるというか、なんというか。素敵ですね。


ロビーには他にもこんな作品も。

こちらも板状の焼物の作品です。女性でしょうか。私には後ろに引かれた線によってマリオネットの様に見えました。受付にあった焼物作品と同じ様な顔ですね。豊さんは作品によっていろんな顔の描き方があるのですねー。豊さんの焼物作品は、どこか縄文感を感じます。

他には木彫り作品も。こちらは同じデザインのものを風月堂さんでも拝見した記憶があります。同じデザインのものも複数作られているんですね。でも手作業で作られているので、一つ一つ全然違います。追っていき、発見するごとに面白さを感じます。ちなみに風月堂さんに飾ってあったものよりも、作品の焼けも少なく、色も鮮明に残っていますね。経年の古さが出たものもそれはそれで好きですが、こうやって見比べることが出来て、当時に近いを知れることはとても嬉しいです。そして本当に可愛らしい〜。

私はこのモチーフの作品を見たときに、どうしてブドウなのか?と思っていました。那須は特にブドウの産地でもないので。質問をさせてもらったところ、これは山ブドウなんだそうです。当時は山に入れば、山ブドウがどこにでもあったため、とても身近なものだったそうです。豊さんの作品を追っていると、今では体験できない環境を教えてもらっている気分になりますね。


今回、大丸温泉旅館さんで見せていただいた作品の中でとても驚いたものがこちらです。

結構大きめな作品です。着物の生地を使った作品。私はこの作品を見たときに、「自由自在」という言葉が浮かびました。凄い。作品のタイトルは"那須温泉発見物語"とのこと。物語ということは、続きの場面の作品があるのでしょうかね。右側の鹿の顔がとても魅力的です。ちなみにこちらの作品は、客室に向かう廊下に飾ってあります。

旅館内にはもう少し飾ってあるとおっしゃっていたので、次は大丸温泉旅館さんに宿泊して、館内を探索して見たいと思います。またいつかこちらに訪れる日が楽しみです。  

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