那須民芸・五十嵐豊さん⑦(紺屋)




何箇所か五十嵐豊巡りをしていたのですが、ブログに掲載するのが滞っていました。

今回は藍染めのお店「紺屋」さんに行った時のことをご紹介したいと思います。

まず、五十嵐さん作品を追って行くうちに知ったことがあって、それは多くの作品が烏山和紙や益子焼き、藍染め、日光掘りなど様々な栃木県の伝統工芸品を使い制作されているということ。もちろん五十嵐さんが自分のアトリエで焼いた焼物作品などもあると思うのですが、伝統工芸の職人の方々と共同で制作していたものが沢山あるのです。

その中でも染物作品は、“黒羽藍染め”の紺屋さんにご依頼していたそうです。黒羽という土地は黒羽城跡の紫陽花公園があったり、松尾芭蕉が訪れた地として有名です。しかし、黒羽藍染めという伝統工芸品があることは知りませんでした。しかも紺屋さん、なんと二百年余続く藍染めのお店だそうです。うーん、五十嵐さんからまた色んなことを教えてもらっていますね。

紺屋さんです。「て」の暖簾(これは「こ」じゃなくて「て」でいいんだよね…)が目印。

店内に入る前にショーウィンドウを拝見すると、ありました。五十嵐さんのデザインの染め物作品。紫陽花と女性。黒羽は紫陽花の名所だからこのデザインを作られたりしたのかな、なんて思ったり。そして相変わらずすごいデザインをされます。ずっと眺めてると、こけしのようにも見えるし、人ではなくて紫陽花の精霊のようにも見えてきます。

店内には藍染め商品がたくさんありました。巾着やコースターから衣類やスニーカー、鞄など思っていたよりも日常的に使いたいと思うものがありました。しかも伝統工芸品といっても、現代の生活に合うようなデザインのものが多く、その上でちゃんと作られている重みががあって少し背筋が伸びるような、そんな印象を受けました。また少し硬めの生地に、藍と図柄の白抜けのコントラストがかっこよかったです。藍染めのコースターを購入しましたが、長く大事に使いたくなりました。

店内には他に五十嵐さんの作品は展示されていなかったのですが、たまたまお会計の際にレジの横に何枚か重なってあった座布団カバーに「ゆ」のマークが!!これはもしかして…。

女将さんにお伺いしたところ、五十嵐さんのデザインのものですよとのこと。普段の店頭商品として置いてあるものではなく、これはオーダー商品だそうです。

なんと五十嵐さんの図案で商品を作ることができるみたいです。今回拝見できたのは花(多分ユリ)の図案だったけれど、他にも種類があるのだそう。他の柄も見せていただけないかとお願いしましたが、今ここにはないのでお見せることができないとのことでした。残念ですが、今回は五十嵐さんの柄の藍染め商品を購入できるという嬉しい発見です。ちなみにこの座布団カバーを注文した方はどんな方なのでしょうね。この注文をしてくれた方のおかげで、図案を見ることができたので非常に感謝しています。そしていつか私も五十嵐さんの図案のクッションカバーをオーダーしたいですね。五十嵐さんの描く馬がとても好きなので馬柄があるといいのですが。五十嵐豊の馬柄クッション、いいですね。

↑こちらが偶然見ることができた五十嵐さんの図案の百合の花の藍染め座布団カバー





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